8月のゲストは、美術家で成安造形大学名誉教授の今井祝雄さんです。今週は、10年間支えて来てくださったNO-MAについて、そしてアール・ブリュットをどうとらえるかについて、お話しいただきます。
美術家としての立場から考えるアール・ブリュットについて、スランプだった時代とともにお話しいただきました。そしてそこからNO-MAの10周年と現在NO-MAで開催中の「快走老人録Ⅱ~老ヒテマスマス過激ニナル~」について話題は及びました。
最後は、NO-MAが今後どうあるべきか、とても示唆に富んだ提言をいただきました。
放送をお聴き逃しの方、カバーされていないエリアにお住いの方も …
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAは開館以来、滋賀県施設合同企画展を開催しています。
今年は、第11回を迎えます。
この展覧会では、滋賀県内を中心とした障害者施設の施設職員とNO-MAで実行委員会を構成し、展覧会をつくりあげていきます。今年も魅力的な作品が集まり、先日は作品の写真撮影を行いました。
(カメラマンの大西暢夫さんに撮影していただきました)
月1回の実行委員会に、実行委員は施設での勤務後、あるいはお休みのところ参加しています。
作者や作品の一つひとつの魅力を引き出せる展覧会にしていくために、実行委員会で考えている最中です。
随時、展覧会情報をお知らせいた …
8月9日(土)より開催しております「快走老人録Ⅱ-老イテマスマス過激ニナル」展の展覧会カタログが完成いたしました。
執筆者には、NO-MAアートディレクターはたよしこ、NO-MA学芸員藁戸さゆみの他、成安造形大学名誉教授今井祝雄氏、アートジャーナリスト山下理加氏、宮城県立美術館副館長三上満良氏にご執筆頂きました。
NO-MA会場にて販売しています。
NO-MAにお越しの際は、こちらのカタログも手に取ってご覧ください。
「快走老人録Ⅱ-老イテマスマス過激ニナル」展 カタログ 価格:1,000円
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8月のゲストは、美術家で成安造形大学名誉教授の今井祝雄さんです。2004年のNO-MA開館以来、ずっとその運営を支え続けてくださり、ご自身の創作活動のみならず、成安造形大学でも教鞭をとられてきました。国際的に活躍する現代美術作家である今井さんから、いま日本で高い関心を集めるアール・ブリュットの可能性を、NO-MAの10年を振り返りながらお話いただきます。
今井祝雄さん
17歳という若さでデビューした今井先生が、美術に出会ったきっかけから、
お話はスタート。実はすでに小学生の時に巡り会っていたという驚きのエピソードも。
具体での活躍、1979年からずっと制作されている …
大阪府茨木市にある精神科病院 茨木病院。
同じく精神科病院である大阪府堺市の浅香山病院と連携して、院内で写真展を開催しました。
写真家の大西暢夫さんが撮影した患者さんの写真を、職員と患者さんが協働で展示するというこの試みの一端を現地取材しました。(同様の展覧会が過去に浅香山病院で複数回開催されています。今回の写真展は浅香山病院と茨木病院のコラボ写真展として開催されました。)
ココ今ニティー写真展の会場風景。患者さん、地域の方、看護師さんなど、たくさんの人が訪れていました。
当日は、浅香山病院のみなさんも応援に駆けつけていました。
写真展のタイトルの命名者、浅香山病 …
明日7月30日、NHK総合テレビのニュース番組「おはよう関西」で、NO-MA開館10周年が特集されます。
「アール・ブリュット」の可能性と課題
滋賀県近江八幡市にある町家を改装した美術館「NO-MA」は、専門的な美術教育を受けていない人たちによる「アール・ブリュット」作品の展示を進め、作家たちの創作活動の支えになっています。ことし6月で開館から10年となり、国内外でも認知されるようになってきましたが、新たな課題にも直面しています。「アール・ブリュット」の作家には障害のある人も多く、そうした人たちが自分の作品の権利をどう守っていくかが懸念されているのです。「NO-MA」を中心とした「アー …
5月2日から開催している企画展「Timeless 感覚は時を越えて」の最終日となりました。
NO-MA開館10周年の第一弾となる展覧会として始まった本展は、これまでにない鑑賞ができるところも楽しんでいただけます。
コンシェルジュの案内により三橋精樹さんの作品を手元で見ていただける特別な席を用意していて、近づいて角度をつけて傾けたりしながら鑑賞することで、黒い画面に何層も塗り重ねられた景色が見えてきます。
また、西澤彰さんの大量の作品が天井に展示されています。畳敷きの部屋で寝転んでみることもこれまでにない試み。
玄関前の庭にある松の木には遠藤一郎さんがNO-MAの空間にインス …
先週に引き続き、滋賀県長浜市にある特別擁護老人ホームふくらからの現地リポート。上田洋平さん(滋賀県立大学地域共生センター助教)にも続けてリポートに加わっていただいています。
すごろくから導き出される記憶と語りのほか、すごろくを取り入れるきっかけを作ったスタッフや、すごろくを取り入れてからのデイサービスの様子を施設長さんに伺いました。
上田洋平さん、田端現地リポーターも、すごろくから呼び起こされ語られる
記憶の渦の中へ。
すごろくづくりのきっかけを作った、今村たまえ生活支援員。(写真左)
山口美由樹所長(写真左)には、すごろくをレクレーションに取り入れてからの様 …
アール・ブリュット作品の全国公募を行います。
応募受付期間は、平成26年9月16日(火)〜10月31日(金)です。
こんな作品を募集しています。
主に「障害のある人たちの表現」を対象としますが、特に制限はありません。
既成の枠にとらわれない自由でありのままの表現から創出された作品を募集いたします。
自薦他薦は問いません。
下記を参考にしながら、ご応募ください。
【作品及び作者の特徴】
暮らしの中にある、ありふれた素材を使って日々作り続けている。
誰から教わったわけでもなく独自の創作を行っている。
作品から強いこだわりが感じられる。
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企画展「Timeless」の会期も残りわずかとなりました。
7月27日(日)が最終日となります。
天井に展示された壮大な作品郡や、アール・ブリュット作品を手元に引き寄せて見るなど、不思議な体験ができる展覧会です。
まだご覧になっていない方、お急ぎください。
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